2011年11月27日

D7000

D7000を使い始めてから45000枚程度撮ったので、そろそろ感想を書いておきたいと思います。
D90との比較になります。
Nikon D7000
Nikon D7000 posted by (C)MASATO

良かった点

画質

これまで使っていたD90から明らかに進化しています。特に最低感度の画質が凄い。
画素数が12.3M(D90) → 16.2M(D7000)になったのが効いているのか、
最低感度がISO200(D90) → ISO100(D7000)になったのが効いているのか、
画像処理が上手くなったのかは分かりませんが、 ノイズが少なく精細感に優れた良い絵を出力するようになりました。

D40x → D90 のときはあまり画質向上はなかったのですが、 その分を取り戻せた気分です。

撮影モード

ユーザーセッティングが2種類追加されて便利になりました。
私は1つをフラッシュ用に割り当てて、ホワイトバランスやシャッター速度を切り替えています。 ダイヤルひとつで設定がすべて切り替えられるので、フラッシュがとても使いやすくなりました。
D90のときはそれぞれの設定を個別に切り替えていたので、 切り替え忘れて撮ってしまって貴重なシャッターチャンスを無駄にしたことが良くあったのですが、 ユーザーセッティングのおかげでそんなこともなくなりました。

フォーカス方式

フォーカスポイント11点(D90) → フォーカスポイント39点(D7000) でだいぶ構図の選択肢が増えました。
フォーカス精度は良く分かりません。ほとんどが被写界深度が狭いマクロ近接撮影でしかも手持ちなので、 ほとんどがピント外れです。これはD90のときから同じで、連写で防いでいるのでいまさらどうということはありません。

フラッシュ同調シャッタースピード

1/200秒(D90) → 1/320秒(D7000) で日中シンクロがやりやすくなりました。
虫の羽ばたきを止めて撮りたいときに便利です。

あまり良くない点

イメージセンサークリーニング

ゴミ取り機能は効いている気がしません。
D90のときからそうでしたが、F16まで絞るとゴミが見える場合は多いので、時々掃除する必要があります。
ゴミはすべての画像に乗ってしまうので、大量の失敗画像を産む場合があります。 もうちょっとなんとかならないもんですかね。

動画撮影

静止画と違い、空いているSDカードに記録してくれないのが不便です。
FULLになっているSDカードに記録しようとして失敗していることに気が付けず、 何度か撮影チャンスを逃してしまいました。
容量の大きなSDカード1枚で運用すれば問題ないのでしょうが・・・。

ISO感度自動制御

ISO感度自動制御ONにしてフラッシュを使うと、ISO感度が設定値の4倍に設定されます。
低ISO感度で撮りたいのでフラッシュを使っているのに、勝手に上がってしまうのは迷惑です。
フラッシュを使うときはユーザセッティングでISO感度自動制御をOFFにすることによって 回避できるので、致命的な問題ではないのですが、なんでこんな仕様になっているのでしょうね。

時計

1ヶ月に10秒程度狂うので、時々時刻合わせをした方が良さそうな精度の時計です。
D90のときからそうでしたが、私の場合はGPSロガーで取った位置情報を画像に埋め込むため、 時計の精度は重要なのです。
もう少し精度の良い時計が欲しいです。

質量

約620g(D90) → 約690g(D7000) と若干重たくなってちょっと肩がこりやすくなりました。
我慢できる範囲ではありますが、もうちょっと軽いと良いですね。

総評

画質向上とユーザセッティングによる利便性向上が決定的なメリットになっています。
この2点だけでも元は取れたと思います。
前のカメラ(D90)よりも改悪されたところはほとんど無いので、 だいぶ良いカメラに仕上がっていると思います。

投稿者 MASATO : 2011年11月27日 00:20 | トラックバック
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