2009年04月30日

Nikon D90

NikonのD90というカメラを買い、30000枚ほど撮影してみましたので感想を書いておきます。 D90の前はD40xを使っていましたので、D40xとの比較になります。
Nikon D90
Nikon D90 posted by (C)MASATO

良かったところ

連写が4.5枚/秒と速くなったのはありがたいです。
シャッターチャンスを捉える確率が少し上がりました。 こういうシーンを捉えることができたのは連写のおかげだと思います。
メジロ科 メジロ
メジロ科 メジロ posted by (C)MASATO

電池の持ちがとても良くなりました。
電池残量のメモリは5段階あるのですが、2000枚撮っても半分位になるだけです。 予備電池を買いましたが、まだ出番がありません。

感度自動制御の際のシャッタースピードの低速限界設定が細かく設定できるようになって便利です。
D40xでは1/60秒の次は1/125秒だったのですが、D90では1/60秒、1/80秒、1/100秒、1/125秒と細かく設定できます。 被写体の動く速さに合わせた設定ができるようになりました。私は1/100秒にしています。

D90の内蔵フラッシュとスピードライトSB-800で2灯撮影ができるようになりました。 そのためこんな写真が撮れるようになりました。
ハエトリグモ科 ネコハエトリ♀
ハエトリグモ科 ネコハエトリ♀ posted by (C)MASATO
サシガメ科 ヨコヅナサシガメ
サシガメ科 ヨコヅナサシガメ posted by (C)MASATO
1灯との違いは微妙ですが、全体的に明るくなるので見やすくなっていると思います。

アクティブD-ライティングはありがたいと考えることにしました。
アクティブD-ライティングAUTOとOFFでそれぞれ何千枚か撮ってみて、AUTOの方が上手く撮れると判断しました。 白飛びが若干ながら起きにくくなっていると思います。メリハリの無い絵になるようなデメリットも無いと思いました。 判断の決め手になったのはアクティブD-ライティングAUTOで撮った以下の写真。
ミツバチ科 ニホンミツバチ
ミツバチ科 ニホンミツバチ posted by (C)MASATO
AUTOでもこんな色で撮れるのならば問題ないと思いました。

ちょっとがっかりなところ

画質についてはちょっとがっかりでした。 1000万画素から1200万画素に上がって若干は良くなることを期待していたのですが、 私は基本的に最低感度で撮るのですが、D40xの最低感度(ISO100)よりもD90の最低感度(ISO200)の写真を比べると、ほとんど変わっていないように思えます。 ベンチマークサイトの比較結果によると、 D40xの最低感度よりもD90の最低感度の方が若干良いらしいので、ちょっとは良くなっていることが期待されるのですが、私が見て分かるほどの違いはありません。
画質が変わらずにISO100からISO200になったので、シャッタースピードに余裕ができたことはありがたいですが。

イメージセンサークリーニングは、ゴミフリーとは行かずちょっとがっかりでした。 F22まで絞るとゴミが見えることがあります。 以下は、上記のネコハエトリの写真の一部を拡大したものです。
ゴミ付着作例
ゴミ付着作例 posted by (C)MASATO
薄くて分かり難いですが、何箇所かあるので気にしようと思うと気になります。 D40xのゴミ問題と比べればはるかにマシですが、ゴミがまったく付かないことを期待していたので、ちょっとがっかりです。

結局のところ

D90は大きくて重たいカメラですが、D40xに戻ったりせずに、D90を使い続けています。
D40xに比べて大きなメリットはないのですが、連写速度や、アクティブD-ライティング、最低感度向上によるシャッタースピードの余裕など 小さなメリットが多数あるのが良いです。イメージセンサークリーニングもないよりはだいぶ良いです。 結局のところ、D90は悪くないカメラだと思います。

投稿者 MASATO : 2009年04月30日 00:08 | トラックバック
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