2006年05月23日

Heimdallrのホントのバグ対策その4

5/22の記事の続きです。

バグ対策のためにHTTP 1.0を使うようInternet Explorerの設定を変更しても、大丈夫そう(ホントか?)なことが分かってきました。 次はInternet Explorerの設定を変更する方法について検討しましょう。

具体的な設定変更方法を挙げます。 (1) 設定を手動で変更するようドキュメントに書く
(2) (1) + 設定が変更されていない場合は起動時に警告メッセージを出す。
(3) レジストリを書き換えて自動的に変更してしまう(レジストリ変更方法)
(4) (3) + 書き換え時に警告メッセージを出す。

このバグにより、Heimdallrを普通に使っている方でもハングする可能性があります。ハングというのはHeimdallrのような常駐ソフトにとっては致命的な不具合です。 ですので、Heimdallr使用者全員にInternet Explorerの設定を変更してもらえるよう工夫する必要があります。
そうなると、(1)はちょっと苦しいですね。

また、(2)(4)の警告メッセージですが、メッセージの内容が問題です。Heimdallr使用者のうちHTTP 1.0と1.1の違いを分かる方はほとんどいませんし、ましてやHTTP 1.0を使うことによりどのようなことが起こるか分かる方はまずいないでしょう。私も分かりません。そうなると、どんな文面にすれば良いんでしょうね。「HTTP 1.1を使用するとHeimdallrがハングする恐れがあります。HTTP 1.0を使用するようInternet Explorerの設定を変更しても宜しいでしょうか?」かな。いやいやいや。そもそもHTTP 1.1とか1.0という単語を使ってはいけないのです。メッセージを表示するからには、大半のユーザに理解できるメッセージでなければなりません。これではだめです。 正直、私には適切なメッセージが思いつきません。

適切なメッセージがないのでしたら、そもそもメッセージを表示しないで処理しなければなりません。ユーザに理解できないメッセージを出して何かを促すよりは、何も出さない方が良いのです。 そうなると選択肢は(3)しかありません。

というわけで(1)~(4)の中から選ぶとしたら(3)です。
でも今すぐ(3)の対策をしてリリースしよう!とまで思えないのは、やっぱりInternet Explorerの設定、それもインターネットアクセスの根幹に関わる設定を変更することが、どのような影響をもたらすのか分からないからです。うーん。どうしようかなぁ・・・。

投稿者 MASATO : 2006年05月23日 09:10 | トラックバック
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