2007年09月01日

組込みI/Oインタフェース基礎講座

組込みI/Oインタフェース基礎講座 という本を読みました。

パラレルI/OやシリアルI/Oなど、各種I/Oの基本的な仕組みについての本ですが、 前に読んだWrite Great Codeよりも 深い所まで踏み込んでいます。ちゃんと波形まで出てきます。

本書のパラレルI/OとシリアルI/Oの解説は分かりやすく、読み応えがありました。
パラレルI/Oの解説では、パソコンのプリンタポートが例に出てきます。 パソコンがプリンタポートを通してどのようにどのように外部機器とハンドシェークを行い、どのようにデータを送受信するのか、ソフトウェア屋さんでも分かるくらい詳しく書いてあります。
シリアルI/Oの方は、RS-232C、SPI、I2Cの解説がありました。I2Cのバス調停の仕組みあたりは理解できると結構面白いです。
パラレルI/Oも、シリアルI/Oも、データを取りこぼさす送受信するためにさまざまな工夫が凝らしてあり、興味深かったです。
ケーブル繋いでデータを送るというのは簡単そうに思えるかもしれませんが、結構大変なんですね・・・。

本書は、バスについての知識を深めたい組込みソフトウェア屋さんにお薦めです。
最近のパソコンではPCI Expressなどの超高速バスが使われていて、本書の内容では全然追いついてないと思いますが、 組込みの世界ではまだまだ色々な低速バスが使われているので、本書の内容でも知識が深まります。

投稿者 MASATO : 2007年09月01日 20:26 | トラックバック
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