2008年02月17日

libjpegの使い方(Visual Studio 2008)

IJGが配布しているIJG JPEG library(libjpeg、jpeglib、jpeg-6bと呼ばれることもあるようです)をVisual Studio 2008で使う方法を調べましたので、まとめておきます。
(Visual C++.NET 2003の場合はこちら)

必要なもの

  • Visual Studio 2008(Visual C++ 9.0)
  • IJG JPEG library ソースコード(jpegsrc.v6b.tar.gz)。IJGからダウンロード可能
  • プロジェクトファイル(libjpeg.vcproj)。ダウンロードはこちら

手順

  1. libjpeg.vcprojをjpeglib.hと同じ場所に置きます。
  2. libjpeg.vcprojを開いて全構成をビルドします。lib-vc90フォルダ以下にC++ランタイム毎の4種類のlibファイルが作成されます。

Visual C++.NET 2003はC++ランタイムが6種類あったのですが、2008ではシングルスレッド用のランタイムがなくなり、4種類になったようです。

libjpegの機能は、jpeglib.hを#includeすると使えるようになります。
このとき、標準的なヘッダ(windows.hなど)と干渉を起こすことがありますが、以下のように書くと回避できます。

#define XMD_H
#undef FAR
extern "C" {
#include <jpeglib.h>
}

以上です。

投稿者 MASATO : 2008年02月17日 00:47 | トラックバック
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