2011年01月11日

組込み開発現場のプロジェクトマネジメント&プロセス改善

組込み開発現場のプロジェクトマネジメント&プロセス改善 という本を読みましたので感想を書いておきます。

本書は組込みソフトウェアの開発管理に関する課題を取り扱った本です。
あるべき姿を説くというより、混沌とした開発現場を今よりマシにするための実践的な内容が多く参考になりました。

プロセス改善を進めている部門の人は読んでおいても良いのではないかと思います。 改善のヒントが色々書いてありますし。改善を進めていく中で何が大切なのかが良く分かります。
特に改善目標を設定する人にはお勧めの一冊です。 CMMIレベル3を目指すとか言い出して現場の顰蹙を買わずに済みます。

なお、本書を読んで私が次にやってみようと思った取り組みは、 「ソフトウェアの上流設計段階で定めた設計思想を、プロジェクトメンバー全員に理解させること」です。
私が某事例で上流設計を担当したときは、仕様書は書いたのですが、思惑までは共有できないまま先に進めてしまいました。酷いですね。 その結果、下流設計のあちこちで判断ミスが発生し、余分な工数が突如発生しまくって管理困難な状態になってしまいました。だいぶ反省しました。
次からは考えを共有する場を設けて進めて行こうと思います。仕様書も思惑が伝わるようにしておいた方が良いですね。 やることたくさんありそうです。

投稿者 MASATO : 2011年01月11日 01:09 | トラックバック
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