2005年07月17日

ソースコード管理システムSubversionを使ってみました

最近、Subversionというバージョン管理システムを使ってみました。
Subversionはフリーなオープンソースのシステムであり、CVSの後継とも言われる将来有望なシステムです。

完成度も結構高く、サーバとクライアントのOSがWindows XPで、統合開発環境がVisual Studio.NET 2003という環境で、いくつかのツールをインストールすることにより、GUIだけでお手軽にソースコードを管理することができるようになりました。

ここまでお手軽に管理できると、もうVSSいらないんじゃないかという気になります。
これでフリーなんていかさまですね。

以下、Subversion及び関連ツールのインストール手順を説明します。

事前勉強

最初に、Subversionについて勉強しておきましょう。
「Subversion によるバージョン管理」にまとまった情報がありますので、ざっと目を通しておきましょう。

サーバの準備

「subversion.tigris.org」からSubversionをダウンロードしてインストールします。
私は、svn-1.2.0-setup.exeをダウンロードしました。
そのまま実行するだけでインストールできます。楽ですね。


次に、「tortoisesvn.tigris.org」からTortoiseSVNをダウンロードしてインストールします。
これにより、ExplorerにSubversionへのアクセス機能が追加されます。これがやたらと便利です。
私はTortoiseSVN-1.2.1.3895-svn-1.2.1.msiとLanguagePack_1.2.1_ja.exeをダウンロードしました。
前者はセットアップファイル、後者は日本語パッチ(言語パック)です。どちらも実行するだけでインストールできます。また、前者はインストール後再起動が必要です。

再起動したら、Explorerを開き、TortoiseSVN→Settingを選んで言語を日本語に変えておきます。

ここまで準備できたら、レポジトリ作成やチェックアウト&コミットなどの基本的な操作ができるかどうか確認しておきましょう。

次は、サーバアプリケーションを起動します。
やり方は、「svnserveでのリポジトリ公開」を参考にしましょう。

なお、私は、sexeというツールを使ってsvnserveをWindowsのサービスとして登録しました。

以上でサーバの準備は完了です。
次はクライアントの準備を行います。

クライアントの準備

「subversion.tigris.org」からSubversion、
「tortoisesvn.tigris.org」からTortoiseSVNをダウンロードしてインストールします。やり方はサーバと同様です。
インストールが完了したら、TortoiseSVNを使ってサーバに接続してみましょう。

次に、ankhsvn.tigris.orgからVisual Studio.NET 2003のためのアドインをダウンロードしてインストールします(Visual Studio.NET 2002でも使えるようです)。
私は、 AnkhSetup-0.5.5.1653.msiをダウンロードしました。
これもそのまま実行するだけでインストールできますが、Visual Studio.NET 2003で使うためには、Visual Studio.NET 2003の設定が若干必要です。「FaqStepByStepSetup」に設定手順が書いてありますので、この通り設定しましょう。

これでクライアントの準備は完了です。
あとは思う存分ソースコード管理をして下さい。

投稿者 MASATO : 2005年07月17日 01:07 | トラックバック
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