2006年04月25日

Subversionの使い心地 チーム版

「Subversionの使い心地その2」の続きです。
チームでSubversionを使う機会がありましたので、チームで使ったときのVisualSourceSafe(6.0d)との違いについて気が付いたことを書いておきます。

Subversionは、最新バージョンへの更新が楽。 VisualSourceSafeは、いくつかファイルをチェックアウトしているときに最新のバージョンに更新しようとすると、チェックアウトしているファイルをリポジトリにあるファイルで上書きしないかどうか注意する必要があります。
Subversionはそんなことを気にする必要はありません。 ファイルをチェックアウトしているときでも、svn update(TortoiseSVNを使っていればエクスプローラ上で右クリックして「更新」を選択)を行うだけであっさり最新版になります。チェックアウトしているファイルがリポジトリ上で変更されていたりすると勝手にマージしてくれます。便利です。
一人で使うときは、ファイルをチェックアウトしているときに最新のバージョンに更新しようとはしないのであまり関係ないです。

Subversionは、今の作業フォルダのバージョン(リビジョン)番号が簡単にわかる。 VisualSourceSafeでは、現在作業フォルダにあるファイルのバージョンが簡単には分かりません。そのため、バグ報告を行う際、再現手順などが説明し辛くて困ることがあります。
Subversionは困りません。svn status(TortoiseSVNを使っていれば、「変更をチェック」を選択)を行うだけで簡単に分かります。便利です。
一人で使うときは、バグ報告をすることはまずないのであまり関係ないです。

Subversionは、ディレクトリ/ファイルの削除や移動を全体に反映できる。 VisualSourceSafeで誰かがリポジトリからファイルを削除し、その後、他の誰かが最新の情報に更新しても、 最新の情報に更新した人のローカルHDDからファイルが削除されることはありません。 リポジトリから削除されたファイルは、ローカルHDDに残ったままになります。これはゴミファイルとなり、時々問題を引き起こします。 Subversionで同じのことを行うと、ローカルHDDからファイルが削除されます。移動についても同様です。
このため、Subversionでは、ディレクトリ構成やファイルの名前が決まる前から気軽にリポジトリにディレクトリ/ファイルを追加できます。便利です。
一人で使うときは、ディレクトリ/ファイルの削除や移動を全体に反映しようとすることがないのであまり関係ないです。

以上三点。どれもSubversionのメリットと言えるものだと思います。Subversionはチームで使っても良いですね。 もう離れられなくなりそう・・・。

投稿者 MASATO : 2006年04月25日 22:27 | トラックバック
コメント

日本語版のファイルサイズが圧倒的ですね。

> マイナーだと開発に参加してくれる人ってあんまりいないんですよね…
マイナーな開発だと要望や感想すら貰えませんからね…。

Posted by: MASATO : 2006年04月26日 22:28

http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=138498&package_id=158749
日本語が完全独走状態なのに笑いました。

一人で使うときは、~あまり関係ないです。
あたりがちょっと哀愁を感じます…

マイナーだと開発に参加してくれる人ってあんまりいないんですよね…

Posted by: 瞳子 : 2006年04月26日 11:35
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