2007年09月25日

D40xの時計が3分狂ってた

私はGPS-CS1KというGPSユニットを使って 画像に位置情報を埋め込んでいるのですが、最近位置情報が狂っているような気がしてきたので、カメラ(D40x)の時計を確認してみました。

そうしたら、なんと3分も進んでいました。 カメラを購入したのが4月なので、約半年で3分進んだことになります。 ということは、一ヶ月で30秒です。結構狂うものです。これからは一ヶ月に一回は時計合わせをしないとなりませんね。
この精度では3000円の腕時計にも負けます。高価なカメラなのですからもうちょっと頑張って欲しいなぁ・・・

2007年09月24日

能勢妙見山

ちょっと北摂の方に行ってみたいと思ったので ハイキングガイドから適当な場所をチョイスして行ってみました。

本日の成果

シジミチョウ科 ウラギンシジミ
ウラギンシジミ ヘビの脱け殻にとまるウラギンシジミ。
「おまえそういう所好きだねぇ」
「だってこの匂いが好きなんだもの」
ウラギンシジミ
「貴方の手も素敵な匂いよ」
「・・・」

タテハチョウ科 クロヒカゲ
クロヒカゲ こちらはズボンにとまってくれました。
触れ合いの多い日でした。

2007年09月23日

私市の植物園

三連休なので私市の植物園を散歩してきました。
最近ホワイトバランス設定を試行錯誤していますが、なかなかいい設定が見当たらず。 CLOUDYだと赤過ぎ、SUNNYだと青過ぎることが多いです。
結局AUTOでたくさん撮って良いものを選ぶやり方に傾きつつあります。

本日の成果

スズメバチ科 ヤマトアシナガバチ
ヤマトアシナガバチ 良く似たセグロアシナガバチと一緒に居たので見落とすところでした。
これで日本のメジャーなアシナガバチ7種は全部撮れました。

スズメバチ科 スズバチ
スズバチ トックリバチの仲間では最大の種。
地面近くをウロウロしていることが多いですが、この写真では蕾に来ています。何をしているんでしょうね。

コガネグモ科 ワキグロサツマノミダマシ
ワキグロサツマノミダマシ
「ねぇ、巣を張るんでしょ。見せてよ」
「まだ昼だからダメ」
書き入れ時の昼間にサボるとはなんという蜘蛛だ・・・。

アゲハチョウ科 ナミアゲハ
ナミアゲハ 奇麗なボケ。
私は、普段は被写界深度を稼ぐためF8以上に絞っているので、絞り開放にするとどんな写真が撮れるのかあまり経験が無かったのですが、 こんな写真になるんですね。たまには絞り開放も悪くなさそうです。

2007年09月22日

適正距離

一眼レフで昆虫を撮るときは、被写体との距離が重要なようです。 近づけば近づくほど精細な写真になりますが、被写界深度が浅くなってしまうのでピントの合う範囲が狭くなります。
近づいて撮るか、ちょっと離れて撮ってトリミングするかというのはとても難しいお話になります。
ということを説明するための写真が撮れたのでご紹介~

ハンミョウ見比べ

左が近くから撮った写真で、右がそれよりもちょっとだけ(十数センチ)離れて撮った写真です。

ハンミョウ科 ハンミョウ
ハンミョウ ハンミョウ
被写体の大きさが同じに見えるよう、右の方はトリミングしてあります。

顔の部分を切り出してみました。
ハンミョウ(顔) ハンミョウ(顔)
左の方が良く撮れていると思います。目の間の皺が良く見えます。

脚の部分を切り出してみました。
ハンミョウ(脚) ハンミョウ(脚)
今度は逆に、右の方が良く撮れていると思います。左の方はボケてしまっていますね。

どちらが良いかというのは好みの話にもなるので難しい話ですが、 私は右が良いと思います。
というのも、ハンミョウは、顔の皺よりも脚の毛の方が美しいと思うからです。 つまり右の写真の方がチャーミングポイントをしっかりと捉えているのです。
顔の模様が美しい虫を撮るときは、別の判定を下すかもしれませんが、ハンミョウに限って言えば右です。

一般的な話をすれば、昆虫の奇麗な場所を奇麗に撮りましょう、ということになります。
どこが奇麗なのかは昆虫によって違います。どこが奇麗か分かるまでは、いろいろな距離で撮ってみましょう。

2007年09月20日

SB-800の調光補正

私はカメラ(D40x)とスピードライト(SB-800)の組み合わせを使うとき、 カメラの調光補正を-0.7~-1.0に設定しています。このくらいだと、スピードライトを使わない場合と使う場合とで同じくらいの明るさの写真が撮れるからです。

しかし、調光補正はいつも通りの設定なのに、やたらと明るく撮れてしまうときがありました。こんな感じです。

シジミチョウ科 ツバメシジミ
ツバメシジミ ちゃんとした明るさで撮れていれば結構良いシーンなのに・・・

いつもの明るさで撮るためには露出を-1.7~-2.0に下げる必要がありました。
なんじゃこりゃ・・・と思って設定を見直したら、SB-800の調光補正が+2.3になっていました。 カメラの調光補正とは別に、スピードライトの方にも調光補正値を設定できるようですね。
SB-800のマニュアルによると、最終的な調光補正値はカメラの値とスピードライトの値を加算した値になるらしいです。
これは明るくなるわけです。何かの拍子に勝手に設定されてしまったみたいですね。 以後気をつけねば・・・。

2007年09月19日

シジミチョウ御三家

本日は人家周辺で普通に見られるシジミチョウを3種撮ってきました。 入れ替わり立ち替わり大量に生まれ出てきて自然を彩る蝶です。

シジミチョウ御三家

シジミチョウ科 ツバメシジミ
ツバメシジミ No.3です。
地域や季節によってはあんまり見かけない場合もあります。安定感はあんまりありません。 飛翔速度は御三家中たぶんNo.1(他の蝶と比べるとあまり速くないですが)

シジミチョウ科 ベニシジミ
ベニシジミ No.2です。
御三家中では春一番早く生まれます。なおトロさもNo.1です。素手でも結構捕獲できます。頑張れ。

シジミチョウ科 ヤマトシジミ
ヤマトシジミ そしてNo.1。
人家周辺で最も数が多い蝶です。道路近辺でも繁殖できるカタバミを食草としているので、街中で安定して生息できるのです。 街がいくら広がってもこの蝶は平気でしょう。なんというか、勝ち組?

おまけ

良く撮れているのでおまけ。

スズメバチ科 ミカドトックリバチ
ミカドトックリバチ 所謂普通のトックリバチです。
営巣シーンを見てみたいです。

2007年09月18日

キイロスズメバチの狩り

キイロスズメバチの狩りのシーンを目撃してしまいました。

キイロスズメバチの狩り

ニホンミツバチの巣の前にこんな感じで陣取ってました。

スズメバチ科 キイロスズメバチ
キイロスズメバチ 巣に飛び込んでくるミツバチを狙っています。
キイロスズメバチ こんな写真が撮れるくらいきっちりホバリングしています。

ニホンミツバチの巣の入り口近辺に網を張るジョロウグモ。

アシナガグモ科 ジョロウグモ
ジョロウグモ ミツバチの入れ食い状態でした。いい場所に陣取るねー

おまけ

シジミチョウ科 ウラギンシジミ
ウラギンシジミ ウラギンシジミの脚に模様があることを知りました。
拡大してみます。
ウラギンシジミ拡大 お洒落なのは翅の表側だけだと思っていたらこんなところでもこっそりお洒落してました。

2007年09月17日

オオスズメバチに挑戦

本日はオオスズメバチを撮りに行ってみました。

オオスズメバチ

びくびくしながら近づいてなんとか御姿を入手。 105mmマクロ+1.7倍テレコン+トリミングでようやくこの位です。300mmが欲しくなりました。

スズメバチ科 オオスズメバチ
オオスズメバチ 一ヶ月前、ここはニホンミツバチの巣でした。
どこかでオオスズメバチが襲撃してニホンミツバチを敗走させたものと思われますが、 今出入りしているオオスズメバチは何しているんでしょうね。 戦利品(幼虫の類)を運び出しているのかな?

その他の収穫

シロチョウ科 モンシロチョウ
モンシロチョウ モンシロチョウが乱舞していたので、集団羽化したものと思われます。
集団羽化は様々な昆虫に見られる習性です。天敵に対する耐性が高くなり、カップリングも容易となるので、とても合理的なスキルです。 一体どうやって昆虫は集団羽化のスキルを身につけたんでしょうね。

シジミチョウ科 ゴイシシジミ
ゴイシシジミ 久方振りに見ました。5月以来です。
普通、蝶は、春型よりも夏型の方が大きいと思うのですが、このゴイシシジミは、5月に見たものと比べて大分小さいような気がします。 個体差か、それとも別の理由があるのか。不思議ですねぇ。

2007年09月09日

小さな蜂達

本日は小さな蜂達に出会いました。
小さな蜂は結構見落としがちな生き物ですが、結構カラフルですし、 生態も面白いです。名前覚えていくのも面白そうですね。

小さな蜂達

コシブトハナバチ科 ルリモンハナバチ
ルリモンハナバチ 青い紋が奇麗な蜂です。秋になると出てくるそうです。

ツチバチ科 ハラナガツチバチ
ハラナガツチバチ</ 毛深いのでフラッシュを焚くと毛が輝いてみえます。
コガネムシの寄生虫らしいです。

しかし小さい蜂とアブとの見分けは難しいですね。

(2007/10/08追記)
後者は、キンケハラナガツチバチのようです。

2007年09月07日

大阪のセミ

今年大阪で出会った蝉を紹介します。 メジャーな蝉ばかりですが。

大阪のセミ

セミ科 アブラゼミ
アブラゼミ 一番撮りやすい蝉。
大きいので見つけやすく、また近づいても逃げないときが多いです。 突然飛び出してきたと思ったら目の前の木の幹にとまることもありました。
大物ですね。

セミ科 クマゼミ
クマゼミ 二番目に撮りやすい蝉。
アブラゼミほど隙が多い蝉ではありませんが、大阪にはクマゼミがたーーくさんいるので、たまに近づけます。
但し、都市部に多い蝉なので心理的に撮りにくいです。街中をカメラを持って歩くのは辛いですからね。
7月にあちこちで羽化するので、羽化シーンを狙った方が楽かもしれません。

セミ科 ツクツクボウシ
ツクツクボウシ 三番目に撮りやすい蝉。
ずっとツクツク「ホ」ウシだと思っていました。「ボ」ですね。
小さくて可愛いセミです。 小さい上に保護色なので見つけにくく、また人間の気配に敏感で、よく逃げられます。

セミ科 ミンミンゼミ
ミンミンゼミ ここで紹介したセミの中では、一番撮りにくいセミです。
ツクツクボウシよりちょっと大きい琉璃色の美しい蝉です。
声は大きいのですが、気配にとても敏感で、すぐ逃げてしまいます。

おまけ

私が生まれて初めて撮ったミンミンゼミはこんな感じでした。

セミ科 ミンミンゼミとカマキリ科 オオカマキリ
ミンミンゼミとオオカマキリ ジジッと変な声がしたので見上げてみたら、もうこんな状態になっていました。
さすがは昆虫界最強クラスの肉食昆虫・・・。

2007年09月02日

連日植物園

昨日と同じ植物園に行ってきました。 風が若干強かったせいか、昨日ほど大漁ではありませんでしたが、それでもそこそこ良いシーンに出会えました。

本日の成果

シジミチョウ科 ヤマトシジミ
ヤマトシジミ 翅の裏の色が雄と雌で違うんですね。

アゲハチョウ科 モンキアゲハ
モンキアゲハ この植物園でこの蝶を初めて見たのは一年以上前です。
それからずっと撮りたいと思っていたのですが、ようやく捉える事ができました。
しかし残念ながらボケボケ・・・。次会える時はもう少し上手くやりたいです。

ヤンマ科 ギンヤンマ
ギンヤンマ 飛び上がったところを一枚。
雄雌結合中は飛んだり降りたり忙しいので、撮るのが難しいです。

2007年09月01日

確実に虫に会える所に

この前行った箕面公園でほとんど虫に会えなかったので、 今日は確実に虫に出会える大阪市立大学理学部附属植物園に行ってきました。

トンボの交尾

早速出迎えてくれたのがギンヤンマ。しかも交尾&産卵シーンまで見せてくれました。 この植物園はこういうのに簡単に出会えるから凄い

ヤンマ科 ギンヤンマ
ギンヤンマ 体が大きいだけにど迫力

イトトンボ科 クロイトトンボ
クロイトトンボ 小さいトンボも頑張ってました。

セセリチョウ

大きなチョウはあんまり居ませんでしたが、小さなセセリチョウがたくさんいました。

セセリチョウ科 イチジンジセセリ
イチジンジセセリ セセリチョウのほとんどはこれですが、たまに違うものが紛れ込んでいます。

セセリチョウ科 チャバネセセリ
チャバネセセリ よくイチモンジセセリに紛れ込んでいます。良く似ているので一匹ずつ確認していかないと分りません。

セセリチョウ科 コチャバネセセリ
コチャバネセセリ たまーーにイチモンジセセリに紛れ込んでいます。 これは色が結構違うので、分かりやすいです。

セセリチョウ科 キマダラセセリ
キマダラセセリ このセセリチョウはほかの蝶と一緒にいるところを見たことがないです。 単独行動が好きなのかもしれません。

生まれたてのキチョウ

蛹から出たばかりのキチョウにも会えました。

シロチョウ科 キチョウ
キチョウ キチョウの羽化は真昼なんですね。

シロチョウ科 キチョウの幼虫
キチョウ 幼虫もいました。
普段外で見掛ける幼虫は、ほとんど蛾の幼虫なので、こうして蝶の幼虫を見かけるとほっとします。

今日は大漁でした。ほんとこの植物園は出会いが豊富です。いいところですねー